土地を購入する際、意外に見落としがちなのが土地の地盤改良についてです。
マイホームや賃貸物件を建設する際、土地の地盤が弱いと、追加で地盤改良の工事が必要となりますので、工事内容の詳細はぜひチェックしておきましょう。
今回はそんな地盤改良とはどんな工事か、工事費用や注意点についてご紹介します。
土地の地盤改良とは何か?
地盤改良とは、建物の直接基礎となる地盤に必要な支持力を補強するための工事です。
そもそも、建物の基礎には、直接基礎と杭基礎の2種があります。
直接基礎は、直接頑丈な地盤の上に作る基礎で、木造住宅など比較的軽い建物の建設で用いられます。
一方、杭基礎は、深い位置の頑丈な地盤へ杭を使って建物を支持する基礎です。
地盤改良は、直接基礎を用いる建築で、地盤が弱く地耐力を補強する必要がある際におこなわれます。
一戸建て住宅や木造アパートなどを建設する場合は、地盤改良の工事が必要になるのかどうか注意が必要です。
地盤改良には、表層改良工法と柱状改良工法、鋼管杭工法のいずれかの工法が用いられます。
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土地の地盤改良にかかる費用とは?
まず、表層改良工法は弱い地盤が2m程度と少ない土地に用いられる工法です。
費用総額の相場は30万~50万円程度と比較的安く済むのが特徴です。
次に、柱状改良工法は、弱い地盤が2~8m程度で、表面改良工法では補強が難しい土地に用いられます。
費用総額の相場は、50万~80万円程度といわれています。
最後に、鋼管杭工法は弱い地盤が5~10m程度の土地に用いられる工法で、他の工法よりも地盤強度が高くなるのが特徴です。
費用総額の相場は、100万~180万円程度と高額になる傾向にあります。
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土地の地盤改良の注意点は?
地盤改良が必要かどうかは、地盤調査をした後でないと分かりません。
ハウスメーカーからの見積もりには、地盤改良の費用が含まれていないのが一般的です。
そのため、ハウスメーカーからの見積もりに加え、地盤改良が必要になった場合の費用も予算に入れておくと良いでしょう。
また、地盤改良はハウスメーカーの下請け業者がおこないます。
工事が必要になった場合には、地盤改良の工事内容をしっかりと説明してもらうようにしましょう。
内容に納得できなかったり金額が気になったりした場合には、相見積もりの依頼を検討するのも選択肢のひとつです。
さらに、地盤改良工事の完了後、地盤改良工事報告書の発行も忘れずお願いしましょう。
どのような地盤改良をおこなったかの証明になります。
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まとめ
地盤改良は、建物を安全に建設するうえで重要な工事です。
しかし、地盤改良の費用を見積もっていないと予算オーバーに苦しむこともあります。
まずは地盤改良について理解を深め、土地購入やマイホーム建設の予算の検討に役立ててください。
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