太陽光発電を設置した家の売却を考えている方のなかには、「高く売りたい」と考えている方が少なくありません。
設備を導入するのに多額の費用がかかったため、その分を上乗せした価格で売却したいという方が多いようです。
しかし、状況によっては高く売れないケースもあります。
この記事では、太陽光発電がある家は高く売れるのか、売却方法や高く売却するコツについて解説します。
太陽光発電付きの家は高く売却できるのか？
太陽光発電付きの家は高く売れますが、条件に該当する必要があります。
まず、設置から10年以内であることです。
10年間通常より高い価格で電力を買い取ってもらえる「FIT」が設定されている場合は、多くの収入が期待できます。
また、10〜15年のメーカ保証が付いているケースが多く、メンテナンス面の心配が不要な点も高く売れる理由です。
次に、蓄電池付きの場合も条件が良くなるケースがあります。
太陽光発電した電気を充電しておけるため、災害にも強く興味を持つ方が多いためです。
このような条件に当てはまる家は高く売却できる可能性があるので、自身の家が該当しているのかを事前に確認しておきましょう。
太陽光発電付きの家を売却する方法
太陽光発電付きの家を売却する方法は3つあります。
1つ目は太陽光発電が付いた家ごと売却する方法です。
設備の移設などの費用がかからず、設備の状態によっては購入希望者に対してアピールする材料になります。
ただし、維持費などがかかるため、売却価格が高くなるとは限らないので、注意が必要です。
2つ目は太陽光発電設備を移設する方法です。
引っ越し先でも太陽光発電を利用できます。
ただし、賃貸物件では利用できないケースや費用もかかるため、状況によっては移設できない場合があります。
3つ目は太陽光発電を解体する方法です。
解体費用がかかるため、あまりおすすめはできません。
とは言え、太陽光発電を必要としない買主が見つかる可能性が高くなるので、設備を設置した状態での売却が難しい場合は検討してみてください。
太陽光発電付きの家を高く売却するコツ
太陽光発電を設置している家を高く売却するためには、買主に収支を提示できるようにしておくことが重要になります。
収支がプラスであれば買主にとってもメリットとなるためです。
買主に対して収支が提示できるように、売電の収入とメンテナンスなどの維持費用を把握しておきましょう。
また、蓄電池が付いていると高く売却できる可能性があるため、太陽光発電を設置した状態での売却を検討してみてください。
まとめ
太陽光発電を設置している家は高く売却できる可能性があります。
ただし、高く売却するためには、設置から10年以内などの条件があります。
また、太陽光発電の収支を示すなど、高く売却するためのコツもつかんで売却に臨みたいですね。
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