賃貸物件を契約する際に「保証人」や「保証会社」という言葉を聞くかもしれません。
今回は、賃貸物件の契約を考えている方に向けて、保証人のことや、保証会社のことについてご紹介していきます。
賃貸借契約に必要な知識を得て、スムーズに契約を結べるようにしておくと安心です。
賃貸借契約するときに保証人となる人の条件について
賃貸借契約を結ぶときには、保証人が必要になります。
契約を結んだ本人が家賃を支払えなかったり、部屋を破損するなどしてお金が支払えなかった場合に、代わりに保証人がお金を出すのです。
保証人の条件は、支払いを契約者本人に代われるだけ、経済的に安定している人です。
つまり、親族でなくても支払い能力があれば良いということになります。
反対に、保証人になれない人は、経済的に安定していない人となります。
賃貸借契約の保証人の代わりになる保証会社について
保証会社とは、賃貸借契約を結んだ人の連帯保証人と同様の働きをする会社のことです。
保証会社を利用するには審査が必要ですが、保証料を支払うことで連帯保証人の代わりを務めてくれます。
保証会社を利用すれば、保証人が見つからない、頼める人がいない場合でも、賃貸借契約が可能となります。
連帯保証人の候補がいないときには、保証会社を利用することで同様の効果が得られるのです。
費用は保証会社によって異なりますが、契約時に家賃の5割ほど、1年ごとに1万円前後が必要となることが多くなっています。
保証会社に依頼する前に、料金についてもしっかり確認しましょう。
賃貸借契約時に設定した保証人を変更する場合について
保証人を変更することはできるのかと疑問に思う方もいるでしょうけれど、変更はできます。
ただ、必要書類が求められるので以下のものは用意しておきましょう。
●連帯保証人承諾書
●連帯保証人の住民票
●連帯保証人の印鑑証明
●連帯保証人の収入証明
賃貸借契約の保証人変更にかかる事務手続きには、1～3万円ほどの費用がかかることも忘れないようにしましょう。
大家さんから、支払い能力があると認められれば、トラブルなく保証人の変更が可能です。
まとめ
賃貸借契約を結ぶ際には、誰を保証人にするか決めることは大事です。
連帯保証人には条件があり、経済的に安定している人でなければならないことは覚えておきましょう。
大抵は親族に頼みますが、もし頼みにくい事情があるならば保証会社を利用する方法もあります。
大家さんに安心してもらい、自分がいざとなったときに助けてもらえるよう手続きを済ませることが大切です。
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